有責配偶者からの離婚請求が認められない場合もある?

2015-06-10

名古屋市北区の離婚事件     

名古屋市在住のMさんは,名古屋市北区で妻と生活していましたが,不倫に及んでしまい,現在,離婚協議を進めています。

Mさんは,妻との離婚協議が進展しないことから,離婚調停・離婚訴訟も考えています。

Mさんは,不倫に及んだ配偶者からの離婚請求も認められる場合があり,その場合には別居期間が重要な要素となる旨聞きました。

しかし,Mさんは,別居期間が5年に及んでいれば,離婚できるとも聞きました。

Mさんは,自身の場合に,離婚請求が認められるのか確かめるため,弁護士事務所の無料相談に行きました。

 

別居期間についての考え方

最高裁の裁判例の中には,夫婦の別居が両当事者の年齢及び同居期間との対比において相当の長期間に及んだかどうかをも斟酌すべきものであるが,その趣旨は,別居後の時の経過とともに,当事者双方についての諸事情が変容し,これらのもつ社会的意味ないし社会的評価も変化することを免れないことから,時の経過が与える影響も考慮すべきである旨判断したものもあります。

 

別居期間が長くても,離婚請求が認められない場合もあります。

裁判例の中には,別居期間が数年に及んでいるとしても,離婚請求が認められなかった事例があります。

例えば,同居期間26年,別居8年の場合には,双方の年齢や同居期間を考慮すると,別居期間が相当の長期間に及んでいるものということはできず,その他本件離婚請求を認容すべき特段の事情も見当たらないから,離婚請求は,有責配偶者からの請求として棄却すべきとした裁判例もあります。

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