特有財産とは,どのような財産で,どのように考慮されるの?

2015-04-04

名古屋市緑区の離婚事件

名古屋市在住のJさんは,名古屋市緑区で妻と生活していましたが,性格の不一致により,現在,離婚協議を進めています。

Jさんは,妻から,自宅マンションも財産分与するよう,請求されています。

Jさんは,自宅マンションを購入する際には,自身の親からお金を出してもらっていたので,財産分与の対象となることには納得できなかったため,弁護士事務所の無料相談に行きました。

 

特有財産とは?

清算的財産分与の場面では,特有財産は,財産分与の対象から除かれます。

特有財産とは,婚姻前から有していた財産,婚姻後に取得したものであっても親族等から贈与を受け,又は相続した財産をいいます。

不動産などの財産を取得した場合には,相続財産をもって購入したものか,夫婦の貯金から購入したものなのかが問題となります。

この点が証拠上不明確な場合には,原則的には,財産分与対象財産と推定されることになるでしょう。

 

特有財産であっても,財産分与の対象となる場合があります。

特有財産であっても,その維持に他方の寄与があった場合には,寄与があった限度で財産分与について考慮することになります。

この場合の寄与は,通常の財産分与のような抽象的な寄与では足りず,具体的な寄与が求められることになります。

また,ある財産を取得した場合に,夫婦共有財産と特有財産とをともに原資とした場合には,そのことも考慮する必要があります。

この場合には,財産分与の計算において,割合的に考慮されることになるでしょう。

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