財産分与の念書がある場合に,財産分与の調停は申し立てられるの?

2015-04-17

名古屋市瑞穂区の離婚事件

名古屋市在住のUさんは,名古屋市瑞穂区で妻と生活していましたが,Uさんの不倫が原因で,現在,離婚協議を進めています。

Uさんは,離婚する前に,妻との間で,財産分与念書を作成しました。

しかしながら,Uさんは,そのとき,妻から不倫を責められ続け,Uさんに極めて不利な財産分与の方法が記載された念書に署名してしまいました。

Uさんは,財産分与をやり直すために,改めて財産分与の調停を申し立てたいと思いましたが,そのようなことが可能か確かめるため,弁護士事務所の無料相談に行きました。

 

財産分与契約

離婚について協議した結果,夫婦で,財産分与について取り決め,取り決めた内容を書面に残すことがあります。

これを,財産分与契約といいます。

財産分与契約がある場合には,基本的には,財産分与について当事者間の合意が成立していることになりますので,財産分与の調停を申し立てることはできません。

 

財産分与の調停が申し立てられる場合

しかしながら,Uさんのように,妻から不倫を責められ続け,極めて不利な念書に署名してしまうこともあります。

また,夫のDVから逃れたいがために,極めて不利な念書を作成してしまう場合もあります。

このように,財産分与に関する念書を作成したが,それが財産分与契約として認められない場合には,財産分与の調停を申し立てることができます。

具体的には,念書の体裁,念書が作成された具体的な状況,念書に記載された内容の合理性といった事情を総合的に考えて,財産分与契約として認められるかが判断されることになります。

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