第三者名義の財産は,どのように財産分与するの?

2015-04-06

名古屋市守山区の離婚事件

名古屋市在住のKさんは,名古屋市守山区で妻と生活していましたが,性格の不一致により,現在,離婚協議を進めています。

Kさんは,自身で設立した株式会社を経営しています。

また,Kさんと妻は,子が大学に進学するときのために,子名義の口座に貯金しています。

Kさんは,自身が経営する株式会社の財産までも財産分与しなければならないのか,子名義の口座の貯金は財産分与の対象とならないのか確かめるため,弁護士事務所の無料相談に行きました。

 

配偶者が経営する法人の資産について

配偶者が経営する法人の資産は,夫婦の財産ではありませんので,原則としては,財産分与の対象とはなりません。

ただし,法人とはいえ,法人格が形骸化しており,法人の資産が配偶者の資産と同視できる場合には,法人の資産も財産分与の対象となる旨の裁判例はあります。

もっとも,通常の場合は,配偶者が保有している同法人の株式等を評価したうえで,財産分与すること足りるでしょう。

 

家族名義の預金について

親が,子の教育のためのお金として,子の名義で貯金している場合があります。

この場合には,形式的には夫婦の財産ではありませんが,実際には親である夫婦の財産ですから,その口座を実際に管理している親名義の財産と同視して,財産分与の対象とするのが一般的です。

なお,子が,小遣いやアルバイトで貯めた貯金は,当然のことながら,子の固有財産ですので,財産分与の対象財産とはなりません。

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