不貞行為の慰謝料請求権は,時効により消滅するの?

2015-07-09

名古屋市守山区の離婚事件 

名古屋市在住のUさんは,名古屋市守山区で夫と生活していましたが,夫は,別の女性と不倫を始め,自宅を出て同女性と同棲するに至りました。

Uさんは,夫が帰ってくることを信じて待っていましたが,状況に変化がないため,浮気相手の女性に対して慰謝料請求をしようと考えています。

しかし,Uさんは,夫と不倫相手との同棲を知ってから,長い年月が経ってしまったので,慰謝料請求権が時効により消滅していないか心配になり,弁護士事務所の無料法律相談に行きました。

 

慰謝料請求の一部が時効により消滅する可能性があります。

慰謝料請求は,被害者が損害及び加害者を知った時から3年間行使しないときは,時効により消滅します。

ここでは,不貞行為を原因とする慰謝料請求の消滅時効が,いつから進行するのかが問題となります。

 

時効は同棲を知ったときから進行します。

この点については,最高裁判所は,

夫婦の一方の配偶者が他方の配偶者と第三者との同棲により第三者に対して取得する慰謝料請求権については,一方の配偶者が右の同棲関係を知った時から,それまでの間の慰謝料請求権の消滅時効が進行すると解するのが相当である。

と判断しました。

したがって,一方配偶者が,他方配偶者が別の異性と同棲していることを知った場合には,そのときから3年の消滅時効が進行することになります。

したがって,同棲を知ってから3年以上が経過している場合には,慰謝料請求権の一部が時効により消滅している可能性があります。

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