Archive for the ‘親権’ Category

親権者は,どういった要素から判断されるの?

2015-06-09

名古屋市南区の離婚事件     

名古屋市在住のLさんは,名古屋市南区で妻と生活していましたが,現在,離婚協議を進めています。

Lさんと妻の間では,現在,親権者について争いがあり,今後調停が起こるかもしれないと考えています。

Lさんは,親権者に争いがある場合には,どのような要素が考慮されて判断されるのか確かめるため,弁護士事務所の無料相談に行きました。

 

大切なことは,子の利益と子の福祉です。

親権者の決定において,大切なことは,子の利益となるか,子の福祉に適うかです。

したがって,調停の場面では,父母のいずれを親権者とするのが,子の利益子の福祉に適うかによって,判断されることになります。

 

具体的に考慮される要素とは?

一般的に言えば,父母側の事情としては,監護能力,精神的・経済的家庭環境,居住環境,教育環境,子に対する愛情の度合,従来の監護状況,実家の資産,親族の援助が考慮されます。

また,子の側の事情としては,年齢,性別,心身の発育状況,環境への適応状況,環境の変化の適応性,子の意思,父母及び親族との情緒的結びつきなどが考慮されることになります。

なお,親権者の決定の際には,離婚の有責性については,あまり重要視されないという傾向があるとも言われています。

監護者の指定の場面では,どのような基準があるの?

2015-04-25

名古屋市港区の離婚事件     

名古屋市在住のBさんは,名古屋市港区で妻と生活していましたが,性格の不一致から別居に至っており,現在,離婚協議を進めています。

Bさんと妻との間には2人の子がいますが,監護者について話し合いがまとまりません。

Bさんは,監護者指定の場面では,様々な基準に関する考え方があると聞きました。

Bさんは,監護者指定の場面では,どのような考え方があるのか相談するために,弁護士事務所の無料相談に行きました。

 

きょうだいの不分離の基準

このコラムでは,これまで,監護者指定の場面における,継続性の基準,子の意思尊重の基準,奪取の違法性の基準について,ご説明してきました。

監護者指定の場面ではこれ以外にも,いくつかの考え方があります。

1つは,きょうだいの不分離の基準です。

これは,きょうだいが幼少期に生活を共にする体験は,人格形成上貴重であること,また,両親の離婚によって心理的苦痛を受けながら,きょうだいを分離することはより強い心理的苦痛を受けることになることが根拠とされています。

 

面会交流の許容

子の人格形成のためには,別居親の存在を知り,良好な関係を持つことが重要です。

そこで,監護者の指定の場面では,監護親が,別居親に面会交流を認め,別居親の存在を子に肯定的に伝えることができるかどうかも,検討されることになります。

監護者の指定の場面では,子の意思は尊重されるの?

2015-04-24

名古屋市昭和区の離婚事件 

名古屋市在住のAさんは,名古屋市昭和区で妻と生活していましたが,性格の不一致から別居に至っており,現在,離婚協議を進めています。

Aさんと妻との間には2人の子がいますが,監護者について話し合いがまとまりません。

Aさんは,監護者指定の調停の際には,子の意思を聞いてもらいたいと思っています。

Aさんは,調停の場面では,子の意思はどれくらい斟酌されるのか確かめるため,弁護士事務所の無料相談に行きました。

 

子の意思は尊重されます。

子の監護に関する処分についての裁判においては,15歳以上の子は,その陳述を聴取しなければならないことになっています。

また,子どもの権利条約においては,自己の意見を形成する能力のある子には,意見表明権を保障すべきことを定めていますし,家事事件手続法のおいても,子の意見の把握尊重について定めています。

したがって,監護者に関する争いのなかでは,子の意見も尊重されます。

 

子の真意をくみ取るべきです。

一般的には,10歳前後の子であれば,自己の意思を表明する能力があるとされています。

しかしながら,自己の意思を表明できるか否かは,個人差があり年齢に一律には決められません。

また,子供の場合には,真意と発言にずれがある場合もあります。

したがって,子の発言だけではなく,その態度や行動をも総合的に観察して,子の真意をくみ取っていくべきでしょう。

継続性の原則とは?

2015-04-23

名古屋市東区の離婚事件     

名古屋市在住のZさんは,名古屋市東区で妻と生活していましたが,性格の不一致から別居に至っており,現在,離婚協議を進めています。

Zさんと妻との間には2人の子がいますが,親権者について話し合いがまとまりません。

Zさんは,親権者を決める際に,継続性の原則というものがあると聞きました。

Zさんは,継続性の原則について相談するため,弁護士事務所の無料相談に行きました。

 

継続性の原則とは

子の健全な成長のためには,親と子の普段の精神的結びつきが重要です。

そして,子にとっては,養育監護者を変更するということは,心理的不安定をもたらすものです。

このような理由から,親権者監護者の指定の場面では,現実に子を養育監護する者が優先するという原則があります。

これを,継続性の原則といいます。

 

子の奪取の違法性

とはいえ,親が子を奪取した行為に違法性がある場合には,奪取者の親権適格には問題があることが疑われます。

したがって,片方親が子を違法に奪取した場合には,奪取親の元で安定した生活を送ることになったとしても,それは奪取の結果であるとして認められない可能性もあります。

母性優先の原則とは?

2015-04-22

名古屋市中川区の離婚事件 

名古屋市在住のYさんは,名古屋市中川区で妻と生活していましたが,性格の不一致により,現在,離婚協議を進めています。

Yさんと妻との間には2人の子がいますが,親権者について話し合いがまとまりません。

Yさんは,親権者を決める際に,母性優先の原則というものがあると聞きました。

Yさんは,母性優先の原則について相談するため,弁護士事務所の無料相談に行きました。

 

母性優先の原則とは

母親優先の原則とは,乳幼児については,特段の事情がない限り,母親の監護教育に委ねることが子の福祉に資するとの考え方です。

乳幼児期には,母親の存在が情緒的成熟に不可欠であり,母親の受容的で細やかな愛情が必要であるといわれています。

そして,生物学上の母親ではなく,子との母性的な役割を持つ者を重視すべきとの考えがあります。

これを,母性優先の原則といいます。

 

父が親権者と判断される可能性もあります。

例えば,母親には親権者として不適格な事情が存在する場合には,父が親権者と判断される場合があります。

また,父親側に,適切な監護養育補助者がいる場合には,父が親権者と判断される場合があります。

離婚の際には,親権者を指定することになるの?

2015-04-20

名古屋市西区の離婚事件

名古屋市在住のWさんは,名古屋市西区で妻と生活していましたが,性格の不一致により,現在,離婚協議を進めています。

Wさん夫婦は,親権者をWさんか妻とするのかで,折り合わないようです。

Wさんは,離婚の際に,どちらが親権者になるかは,どのように考えられているのか確かめるため,弁護士事務所の無料相談に行きました。

 

離婚する際には,親権者を決める必要があります。

離婚をするときには,親権者を決める必要があります。

協議離婚する際も,親権者を決め,それを離婚届に記載しなければなりません。

また,離婚裁判においても,裁判所は,離婚請求を認容する場合には,申立てがない場合でも,親権者を指定しなければなりません。

 

親権者はどのように判断されるの?

親権者の決定は,子の利益及び福祉を基準として,総合的に判断されます。

夫婦については,監護能力,精神的家庭環境,経済的家庭環境,居住環境,教育環境,子に対する愛情の度合,従来の監護状況,実家の資産,親族の援助等の事情が注目されます。

また,子については,年齢,性別,心身の発育状況,環境への適応状況,環境の変化の適応性,子の意思,父母及び親族との情緒的結びつき等の事情が注目されます。

親権者の決定に際しては,上記事情を中心に,子の利益及び福祉に資するよう,判断されることになります。

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